ハイブリッド×ブランディング|掛け合わせでレアキャラを目指せ!

掛け合わせのチカラ

掛けるが価値【勝ち】

ブランディングする(自分だけの強みを作る)には、掛け合わせが効果的なことはいろんな人がいろんな表現で発信しています。

  • 複数の肩書きを持て
  • 得意分野を3つ掛け合わせろ
  • ギャップ・意外性を作れ etc

表現の仕方は違っても、その本質は複数の得意分野を持つことで自分の価値を高めようということです。自分の能力以上の奥行きを相手に想像させることにつながっているとも感じます。

言い換えると、凡人は間違ってもイチロー選手のように1つの分野で1番を目指すのは諦めましょうということかもしれませんね。

あのホリエモンでさえも自分は凡人だと自覚して生きていると言っているので、凡人代表の僕なんかは掛け合わせないと生き残れないと危機感を感じながらここ5年位を過ごしてきました。

得意分野の掛け合わせ戦略を実践してみてわかったことをまとめました。

目次【本記事の内容】

掛け合わせるとレアキャラになれる理由

3つの得意分野を掛け合わせて100万人に1人のレアキャラを目指す方法が、僕のメンターである藤原 和博さんの本「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」で紹介されています。

  • ①必ず食える1%の人になるために、100万人に1人のレアな存在になろう!

希少性があれば食いっぱぐれることはないからです。かといって1つの分野で100万人に1人を目指すのは、あまりにハードルが高い。そこで・・・

  • ②100人に1人になれる分野を3つ持とう。

100人に1人の得意分野を3つ掛け合わせることで、1/100×1/100×1/100で100万人に1人のレアな存在になれるという考え方です。

  • ③100人に1人の存在になるためには、1つの分野に1万時間を投じて練習する必要がある。【1万時間の法則】

1つの分野で継続して1万時間の練習さえ出来れば、誰でもその分野で100人に1人の存在になれる。

【1万時間の法則】「どんな分野でも1万時間程度継続して練習すれば、その分野のプロになれる」という経験則のこと。

シンプルにまとめるとこういうことです。実践する場合は③→②→①という流れになります。

仕事に直結しないことでもいい

1万時間を投じるのは単に好きなことでいい。 むしろ好きなことじゃないと1万時間も練習できない。

そんなことも書いてありました。この言葉が僕を泡盛マイスター(泡盛のソムリエ)として、1万時間の練習に向かわせるきっかけになりました。

掛け合わせの具体例|金沢 慧さん

本には掛け合わせの具体例は出てこなかったと記憶しているのですが、まさにこれだ!と思った事例が朝日新聞の天声人語(2018年10月21日)に載っていました。

最近のプロ野球ではデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考えるセイバーメトリクスという分析手法が広く使われています。データというのは、例えば投手であれば玉の速度・回転数・軌道の変化などの数値です。

契約している球団に分析したデータを提供する会社でアナリストとして活躍する金沢 慧さんがこちらのコメントと共に紹介されていました。

1つの分野は平凡でも、異なる領域を3つ持てば活躍できる

  • ①野球
  • ②統計分析
  • ③伝える力

金沢さんは高校まで野球をされていて、大学で統計を学び、アルバイトで野球のコラムを書いたそうです。まさに掛け合わせの効果を見事に発揮されている事例じゃないでしょうか。

平凡だからこそ、掛け合わせることに意味がある

平凡であるほど掛け合わせの効果が期待できることを金沢さんのコメントが物語っていますよね。

あの芸人さんも掛け合わせている?

芸人として売れるためには当然ながらボケやツッコミのスキル、話の面白さは求められるわけですが、プロの芸人さんなら誰もが一定のレベルは超えているわけで。

それ以外の部分で尖っている・キャラが立っている人が売れているのを見ると、TVの世界でも掛け合わせのチカラを垣間見ることができます。

  • キャンプ好き×芸人
  • 家電好き×芸人
  • 雑学好き×芸人 etc

バラエティ番組などでひっこりだこの芸人さんの顔がいろいろ浮んできませんか?掛け合わせているものは、どれもお笑いのネタの面白さとは関係のないものです。

昆虫×役者

最近、気になっているのはカマキリ先生こと香川 照之さんです。「香川 照之の昆虫すごいぜ!」という冠番組で溢れる昆虫愛を発信されています。

カマキリ先生で香川さんを知ってファンになって歌舞伎を見に行く人多いんじゃないでしょうか?これってまさに掛け合わせのチカラだなと思ってしまいます。

いろんなコトやモノが可視化される時代なので、行きつく先はどこで買っても何を選んでも同じというコモディティ化。だからこそ掛け合わせることで活躍されている方が目立つのかもしれません。

僕の実践|混ぜるな危険!?の掛け合わせ

誰に頼んでもほとんど結果が変わらない。

一般的な登記の仕事はそういうものです。

最近は情報がネットで簡単に手に入るので、競合の多い司法書士の世界は資格があるだけではまったく価値がありません。

少なくとも僕はそう思っています。僕は司法書士としては平凡もいいところなので、選ばれる理由がないことが悩みでした。

関連|誰から買ってもどこで買っても同じモノを売るという仕事。

プライベートでは泡盛にハマって泡盛マイスターという資格を取って活動してきましたが、僕よりも泡盛が好きな人・詳しい人も沢山いるでしょう。

だから1つの分野では平凡過ぎることを嫌というほど自覚していました。

そこで、「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」を読んで、100人に1人の得意分野を掛け合わせて自分のレアさを出していくという戦略を実践してきました。

僕が掛け合わせているのは司法書士と泡盛です。

こんなハイブリットがうまくいくのか?そもそもこんな混ぜるな危険って感じのものを掛け合わせちゃって大丈夫なのか?と思う方がほとんどですよね・・・

僕もそう思って混ぜる前は、かなり躊躇してました(笑)

それが、新聞やヤフーニュース、雑誌などのメディアに取り上げてもらえるようになって考えが変わってきました。

作ったるで関西味泡盛@沖縄タイムス

参考|泡盛を全国に広めたい 大阪の愛好家が樽ごと購入へ 希少な原酒の味

大阪の司法書士 試飲会 人生重ねて@朝日新聞

メディアに取り上げられるような凄いことをやっているのかというと、そんなことはありません。

オリジナル泡盛を造っても、クラウドファンディングに挑戦しても、テイスティングイベントを開催しても泡盛メーカーや飲食店関係者なら「ふ~ん」で終わるような内容です。

どちらでもない司法書士がやるからこそ興味を持ってもらえると分析しています。

そして、気がつけば、司法書士⇔泡盛の不思議な相乗効果が起きていました。

  • 司法書士として知り合った方がオリジナル泡盛を購入してくれる
  • 泡盛がきっかけで知り合った方から登記の依頼をいただく

掛け合わせの本質を理解して戦う場所を絞り込んだ結果、商工会議所で講師デビューをすることもできました。

司法書士として個人事業主と法人の違いを話した後で、泡盛専門店の起業について2時間のセミナーをする機会をいただきました。対象者は起業を考えている方です。

掛け合わせはメニューを増やすことではありません。増やすどころか絞り込んでいます。

言ってみれば、泡盛が大好きな司法書士に是非ともお願いしたいというコアなファンを作る戦略です(そんな人いるんでしょうか?笑)

司法書士だけ、泡盛マイスターだけではこんな展開はありえません。

司法書士なのに泡盛が異常に好きというギャップが、いい具合に働いたんだろうと思います。

10年間の実践で痛感したことは、掛け合わせないのはもったいないということです。

混ぜるな危険と思うようなものでも案外大丈夫でしたし(笑)、むしろ混ぜない方がこれからは危険かもしれないということまで思っています。

実践してわかった掛け合わせのポイントを【ハイブリッド×ブランディング】にまとめました。

ハイブリッド×ブランディング

掛け合わせるテーマ・分野の選び方①②③と、掛け合わせ戦略の本質④⑤という2つの視点から整理しました。

  • ①迷ったら好きなことでOK
  • ②混ぜるな危険くらいで丁度いい
  • ③元〇〇よりも現在進行形がいい
  • ④メニューを増やさない。戦う場所を絞り込む
  • ⑤資格(四角)からはみ出す勇気を持とう

①迷ったら好きなことでOK

僕が掛け合わせようとしているのは司法書士・行政書士、泡盛、キャンプ・バンライフの3つです。

僕の3つのテーマは自分の中のこういう要素を代表しています。

  • 得意なこと→司法書士・行政書士
  • 好きなこと→泡盛
  • 普段やっていること、価値観・人生観→キャンプ・バンライフ

まったくバラバラのように感じるかもしれませんが、「得意なこと」「好きなこと」そして「普段やっていること」といった3つの要素は一般的に継続しやすいという共通点があります。

この3つを選んだ時期や理由はバラバラですが、僕は知らず知らずに継続できるものを選んでいたというわけです。

掛け合わせの基本的なスタイルは、現在の仕事に何かを掛け合わせることになると思います。

何を掛け合わせよう?と迷ったら基本的には好きなものを選べばよいと思います。

掛け合わせるものはちょっと好きな位じゃダメなんです。1万時間以上没頭できるような変態的に好きなことじゃないと掛け合わせても効果はありません。

仕事をやりながら1万時間以上も続けることが出来ることは、おそらく好きなこと以外にほとんどないんじゃないですか。

また、好きなものを選べば一般的には仕事から離れている傾向があるはずなので、丁度いいと思います(②で詳しく解説します)。

純粋に好きなものでいいと思う理由

ただただ好きなものを選んでも、それが強みになるんだろうか?と思ってしまうと何もできません。

好きなことを仕事にしたいと常々言っているのに、これといって行動していない人と話をしていて思うことがあります。

「好きなことを仕事にする」

この言葉で思考停止になっている人が多い。

好きなことは、まずは好きなこととして極めればいいと僕は思います。すぐに仕事にしようとすると、しんどくなるのは当然です。

また、安定した収入を確保した上で、好きなことをしようというのも違うんじゃないの?と思います。はっきり言ってお金がなくても工夫次第で好きなことはできます。

こんなバカバカしいことって自分でも思いますよ(苦笑)

関連|無駄な努力にこそ価値がある!?

でもメディアに出たり、オリジナル泡盛が売れたり、イベントに来てもらえたりといつの間にか不思議と結果につながるんですよね。

好きを仕事にするのはかなり難しいので、儲かりそうかどうかはひとまず忘れて、好きなことを純粋にやり続けてみようと僕は思っています。

②混ぜるな危険くらいで丁度いい

司法書士の次に行政書士の資格を取って名刺に書いていましたが、これは掛け合的には失敗でした。

司法書士と行政書士のように相手に違いが伝わらないものは、掛け合わせの効果はゼロだからです。悲しいかな。。

掛け合わせ効果を痛感したとき。

司法書士の僕がオリジナル泡盛の試飲付きセミナーのご依頼を商工会議所さんからいただいたときに、これが掛け合わせ効果だなと実感しました。

この日が憧れていた商工会議所での講師デビューとなりました。

起業セミナーで乾杯@神戸商工会議所

起業を目指している方に向けて司法書士と泡盛専門店の立場からお話しさせていただきました。

僕が司法書士のクセに、酒販免許を取ってオリジナル泡盛を販売していることがプラスに働いて、選ばれるための強みになっていたようです。

関連|回り道には獣道という抜け道があった。泡盛を造って商工会議所で講師デビューした話。

こんなのを混ぜちゃって大丈夫かな?

とちょっと不安になるようなものじゃないと、掛け合わせ効果は小さいということかもしれません。

そして、満を持して3つ目の掛け合わせに挑戦しています。

3つ目のテーマ選びはひと味違う。

司法書士と泡盛。

この2つを選んだ理由は、必要性(司法書士)と好きだから(泡盛)です。まったくひねりはありません。

3つ目のテーマはキングコング西野さんの考え方も参考にして、少し戦略的に選んでみました。

戦略的というよりも内なる声に耳を傾けた結果、出てきたテーマと言えるかもしれません。

でも先の2つのテーマからはそれなりに離れているので、バラバラだけど逆にバランスがいい。結果的には戦略的なテーマの選び方からは大きく外れていないところに落ち着きました。

掛け合わせるテーマを選ぶ時に意識したことをまとめました。

これから新しいテーマで100人に1人の得意分野を育てていこうと考えている方は、テーマ選びの参考になるかもしれませんし、ならないかもしれません(^^)

関連|好きなものでいくか?あえてずらすか?1万時間を何に賭けてみる?

③元〇〇よりも現在進行形がいい

掛け合わせるものが元〇〇は弱いです。

  • 芸人やっています
  • 毎月ライブ開催しています

掛け合わせなので、こういうのがいいんです。

元お笑い芸人とか元バンドマンと言われると「今は違うんだ・・・」という一抹の寂しさを感じますし、現在進行形じゃないとライブに来てもらうなどの掛け合わせによる相乗効果は生まれません。

売れているかはあまり関係ないと思います。売れているなら掛け合わせなくてもいい話だし。

そもそも掛け合わせの醍醐味は、相手に普段の様子と違った一面を見てもらうことなので、元〇〇では普段とのギャップは見せにくいですよね。

また、上司や先輩が昔の自慢話をするのは一般的に嫌われるじゃないですか。

元〇〇を押しすぎると「昔は俺もむちゃしてた」みたいな話に聞こえる可能性があるので危険です。

でも、元ナンバーワンホスト、元世界チャンピオン、元刑事なのに・・・今は〇〇とか。

元〇〇のおかげで最上級のギャップを生み出すことができるなら、それはありだと思います。

こういうのはどうでしょう?

元刑事がカツ丼屋をやっていて掛け合わせているのが、カウンセラーだったら全部さらけだしてしまいそうですよね。取調室でカツ丼って刑事ドラマの見過ぎでしょうか?笑

強みでなくても構わない。

「しょこたん」こと中川 翔子さんはタレント、女優、声優、歌手、漫画家など多方面で活躍されているので、何が本業なのかもわからないくらいに掛け合わせが成功している例だと思います。

でも僕が気になっているのは、しょこたんの輝かしい才能よりも元いじめられっ子という経歴です。

いじめ問題の特集があると、いじめを克服した先輩というポジションでよく取り上げられています。

いじめで悩んでいる人から支持されていることも人気の理由の1つだと思います。

しょこたんも当時は相当悩んだと思うし、いじめられている状況について毎日のように深く考えただろうと想像します。

もしかすると、その時間は1万時間に達するほどだったのかもしれません。

元〇〇も「元いじめられっ子」のような、克服して今があるという強さを表現できるようなものはありだと思います。

複数の強みを掛け合わせるという戦略なので、どうしても「強み」という言葉に引っ張られてしまいますが、一見して強みとは思えないものでもいいんじゃないかということです。

元がん患者や元ひきこもり、つらい過去を笑い飛ばせるような発信ができる人は、苦悩した・つらかった過去と現在のギャップが大きいほど強みになると思います。

本人にそのつもりはなかったとしても。

④メニューを増やさない。戦う場所を絞り込む

掛け合わせは一見するとメニューを増やしているようで、実は絞り込んでいます。

イメージは美人過ぎる国会議員です。

全体でみるとそうでもなくても、国会議員の中で見ると美人過ぎるということです。伝わってますかね?笑

掛け合わせの本質は戦う場所を絞り込むことです。

誰でもいいから選んで欲しいという淡い期待は捨てて、泡盛が好きな司法書士にお願いしたいか、お願いしたくないのかという二択を迫っていることになります。←本当に?笑

例えば、僕にセミナーの依頼があるときは、エンディングノートがテーマなのに泡盛の話も一緒にして欲しいというリクエストがあったりします。

逆に一般的なエンディングノートセミナーの依頼はほぼ来ません。僕に頼む理由がないからです。

普通のエンディングノートセミナーのご依頼を狙っても、いつまで経っても僕に依頼はこないことを自覚しているから戦う場所と相手を絞り込んでいます。

関連|オススメの泡盛は?と質問されるエンディングノート講座ってどない?

⑤資格(四角)からはみ出す勇気を持とう

資格や所属する組織の力に頼ろうとするマインドでは、掛け合わせはうまくいきません。

僕は資格の世界で生きているのでこういう表現になりますが、資格に限った話ではないと思います。

例えば、AとBという2つの強みを掛け合わせているとします。

AとBであることには変わりがないのに、どちらの業界からも疎まれることがあるんですよね(苦笑)

  • 司法書士のくせに、オリジナル泡盛~?とか
  • オリジナル泡盛なんて、司法書士だから作れるんでしょ?とか

もしかすると、変わらないようで実際にはA×BがCになっていたから疎まれるのかもしれません。自分ではちょっとわかりませんけどね。

イチロー選手のような1つの分野でスーパースターならみんなからリスペクトされるけど、掛け合わせでレアキャラを目指そうということ自体が逆風に晒されて当然なのかもしれません。

正当ではなく、限りなく邪道ですからね。

資格(四角)からはみ出すくらい振り切って行動しないと、掛け合わせ効果を実感するのは難しいだろうと思います。

全員から嫌われるのはさすがに自分にも何か問題があるとして、目指すべきところに向かう過程で多少嫌われても気にしない。

そんな心意気で掛け合わせを実践しています。

関連|目標は嫌われること。

参考になった本

複数の強みを掛け合わせる戦い方はこの3冊がとても参考になりました。①→②→③の順に読むと理解しやすいと思います。

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