一般人が信用経済で生きていくには?|新世界のレビュー
書き出しが大阪の新世界での駆け出し時代の話だったので、これってもしかして自伝?と思ったけど、読み進めるとやっぱり思ってた感じの本でした。
西野亮廣さんの「新世界」を読みました。貨幣経済から信用経済へ時代は変わっているから、ぼやぼやしてないで信用を貯めよう。という主張が1日を50円で売っているホームレス小谷さんのエピソードなどを交えながら書かれています。
信用ってそもそも何?
ツイッターやインスタのフォロワー数、いいねの数も信用を可視化できるものの1つですよね。
「おまえが困っていたら、なにがなんでも助けてやる」と言ってくれる人や関係性をつくることももちろん素晴らしい信用。これってピンチになってはじめてわかることで、ひと目でわかる信用とはレベルも異なるし、一朝一夕に作れるものじゃないですよね。
とはいうものの。フォロワーだってそう簡単には増えないし、いいねだって増えない。僕のツイッターなんか反応がなさ過ぎて、何やってんだろな?っていつも思ってます(苦笑)
信用を貯めようと、やる気になって闇雲に動いてはみるけど、理想と現実のギャップが埋まらなくて途中で諦めてしまうことがほとんどだと思います。信用なんて一般人にはそう簡単には貯めることができないんですよ。。
でも、この本に書かれているように、ホリエモン、キンコン西野クラスしか信用経済では勝てないという話で終わる本かと思ったらそうじゃなかった。
本題はここからでした。
で、一般人が信用を貯めて成功するための答えというのが地図なんです。具体的にはオンラインサロンのメンバーのお店などが記された地図。
ここにお礼や感謝のコメントが貯まっていくことで信用を可視化できるし、それを元にまたお客様が増える仕組みを作るということらしい。ちなみに、ぐるなびとかとは違ってコメントを書くのにレターポットという仕組みを(1文字あたり5円かかる)使うので誹謗中傷は書かれにくいという思惑がある。
オンラインサロンのメンバー向けに提供される地図らしく、これって独自の経済圏をつくることですよね。これこそが西野さんが本で書かれている町をつくるということだよなぁと。
今の日本よりもずいぶん暮らしやすそうな世界ですね「西野亮廣エンタメ研究所」って。
一般人は住む世界を変えないと生きていけない
のかもしれません、これからの時代は。
人気記事 氷点下の車中泊|ポータブル電源PowerArQ2で電気毛布を使ってみた